もんさん腫瘍切除（注・グロ画像含）その1

こんばんは。
ちょっと走っただけで、ゼェゼェ止まらない運動不足丸出しの館長です。

さて、ここ数日・・いや数週間かも・・もんさんの背中に気になるものがありました。
これまでも何回と怪しい「ブツ」が出没してきたもんさん。
毎回、心配いらないものでしたが今回は何か違うような・・。
パグの天敵ともいえる「肥満細胞腫」に似ているのです。
毎日、仕事ではワンコ・ニャンコの採れたて新鮮の内臓・腫瘍を扱っている館長ですが
自分のワンコとなると怖い・・・。
経過観察といい訳しながらズルズルと今日まできました。
何でも早期発見・早期治療にこしたことはないのは百も承知なのですが。

本日、意を決してまずは細胞診を！と重い腰を上げました（遅・・）
しかし、細胞診を越えて組織診へジャンプアップ！（え？）
予定外でしたが、もんさんは腫瘍あたりの毛をバリカンでビーーーっと剃られ
あっという間に局部麻酔を２発注射∑（;￣□￣Ａ ｱｾｱｾ

注意！！ここから先はグロ画像があるので、平気な人だけ進んで下さい（￣Д￣;υ)タラー…

なぜか今日は診察台へ上がっても無抵抗だったので全てがスムーズに。

エンピツ程度の細さの道具の先にスッポリ腫瘍をかぶせグリグリっと回すと
あら不思議２秒とかからず腫瘍を採取。
もんさんの腫瘍は根が深く、背中には２センチ以上の穴があきました！
当然、血がドバーっと出まして１針縫いました。


麻酔が切れてから撮ったのでちょっと触るのをイヤがり綺麗に撮れませんでした。


採った腫瘍はホルマリンに浸し、今日は館長が持ち帰りました。
中身は　↓　↓　↓

これホルマリンの中でひっくり返っているので逆さまです。
下側の黒いのがもんさんの毛と皮膚。
その下に少し白く見えるのが今まで背中から顔を出していた腫瘍です。
黒い毛から上の白～ピンクは腫瘍の根までと周りの脂肪です。
画像をクリックしてもらえば拡大されると思います。

これ明日の館長の仕事の1つに入りました。
全国の動物病院から毎日たくさん送られてくる検体・大学内の付属病院で採取したフレッシュな内臓検体を
組織診するまでの工程が館長のお仕事です。
とってもグロい仕事だと言われるのであまりお仕事の事は言わずにいましたが、
気持ち悪いとか何とも思わないし・・オペで切断したての動物の足がまだほぼ未処理のまま部屋にあっても
何とも思いません。検体の肝臓見ればレバーが食べたくなるくらいです。
毎日内臓に囲まれて一人でたんたんとこなしています。
しかしまさか、自分のワンコの組織診をする事になるとは（￣Д￣;υ)タラー…

診た感じではそんなに悪いものではなさそうとの事なので少し安心していますが
また報告します。
そんなワケで今日のタイトルは「その1」としました。

あ・・もんさん体重9.3キロに♪
牡丹も9.5になっていてビックリでした！！
牡丹は、またちょっとリバウンドしたかと思っていたので・・(；・∀・)
今日は牡丹の出番はなしですが、もんさんの付き添いで一緒に行ってました。
８月から４キロ減です。
すごいなぁ・・・　４キロ減りたいよ・・館長も！